ノーコードでアプリを開発できる「Zoho Creator」について機能、導入事例、サポート体制、料金などを調査しました。業務改善のためのツール選びにお役立てください。
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Zoho Creatorは、ソフトウェアの設計や開発、運用を支援するクラウド型アプリケーション開発プラットフォームです。数回のクリックのみでAIをビジネスアプリに組み込むことができ、数式やソースコードを記述する必要はありません。ドラッグ&ドロップのみで必要なアプリを構築することが可能です。CRMの更新やタスクの割り当て、メール送信なども自動化することができます。
PCやタブレットだけでなく、iOSとAndroid両方のモバイル端末に対応しているアプリの開発のサポートも。柔軟にカスタマイズできるので、ユーザーにとっても使い勝手がよいアプリの提供を行うことができます。
Zoho Creatorには連携機能が組み込まれていて、さまざまなアプリやサービスとシームレスに連携することが可能です。Zoho Booksとの連携することで会計処理全般を円滑に行えるようになり、Zoho Invoiceとの連携によって支払い請求通知の自動化が可能になります。PayPalと連携すれば、すべての支払いをPayPalアカウントで行えるでしょう。
また、外部データベースやGoogle Workspace、決済サービスの連携、SMS連携なども可能です。豊富な連携を行えることでより効率的にアプリを活用することができ、業務の効率化を図れるでしょう。
AIアシストデータ移行ツールを活用し、既存アプリからデータを即座に移行することができます。スプレッドシートやクラウドストレージ、データベース、ローカルドライブなどにある膨大で雑然としたデータから、数回のクリックで数分間で適切にフォーマットされた総合データベースへの変換が可能です。
同時に不要なデータや重複データの除去も行います。データ管理に要する時間や費用、リソースを減らすことにつながるでしょう。
Excelの社内帳票を整理・改廃していくためにZoho Creatorを採用。モジュールがかなり完備されているため、たいていのところはノーコードで開発できるのが魅力的でした。個人的にはサブフォームを使いたくなってしまうのですが、サブフォームもコードなしで作れるのがありがたかったです。ユーザー側には入力分岐が分かりやすいですし、とてもメリットのある機能だと思います。
Zoho Creatorを活用することで、ほとんどコードを書かずにアプリケーションレベルの複雑な仕組みを構築することができました。人的リソースをムダに費やさずにExcelの社内帳票を移行できたため、コストの面でもよかったです。
取引先からの依頼内容受付をアンケート形式で簡単に行えるシステムを作るためにZoho Creatorを導入しました。Zoho Creatorは用意されているフィールドの種類が多く、数字やテキスト類をはじめ画像や音声などさまざまなデータを受け付けることができます。そのためデータを受け付けるアプリを作るのに適していて、コーディングの必要なく構築することが可能です。データの統合性もフィールドごとに指定するだけで済むし、設定する項目もきめ細かいです。
自身でイチからコーディングしてアプリを作る際も見落としがちで巨大画像を受け付けてしまうことも多いため、特に画像フィールドで入力バリデーションができるのはありがたかったです。できあがったシステムはとても分かりやすい画面になりました。どんなプラットフォームからもアクセスできるため取引先からの評判も良く、クレームが減りました。
オプションで「Creatorジャンプスタートプログラム」を提供しています。料金は1時間あたり22,000円(税込)。主なサービス内容は、プロジェクトの要件に適したカスタマイズ設定や他サービスとの連携設定、Zohoの開発言語であるDelugeや関数、APIなどを利用した開発、HTMLテンプレート作成、テスト環境の構築などです。
このサービスで実装された環境については、運用が始まった後もアフターサービスが提供されます。
導入後は、Webチャットを利用できたり専任のアカウントマネージャーが付いたりなどのサポートがあります。またオプションとして、Zoho Creatorのエキスパートで構成されている専任チームによるサポートと戦略的ガイダンスの提供も。
週7日24時間受け付けているため、いつでも相談が可能です。個別に対応してくれるので実践的な問題解決につながるでしょう。4つのサポート階層があるため自社に合ったオプションを選びましょう。
Zoho Creatorにはさまざまな機能があり、各要素をドラッグ&ドロップすることで必要なアプリケーションを構築できます。オプションではありますがサポートも充実していて、いくつかのプランの中から選べるのも魅力的。営業やマーケティング、顧客サポートなどさまざまな業務を自動化することができます。世界中の企業で活用されているツールです。
ソースコードを書かずに、システムやアプリ開発ができるノーコードツール。業務改善のためには、解決したい課題に対応できるかはもちろんのこと、利用シーンにあったツール選びが大切。
トップページでは、業務効率化を目指す方向けノーコードツールの選び方を整理。ツールの機能特徴別におすすめを紹介しているので、ぜひお役立てください。
サービス提供者(社名) | ゾーホージャパン会社 |
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所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-1 みなとみらいセンタービル13F |
営業時間(定休日) | 公式HPに記載がありませんでした。 |
TEL | 0120-007-542 |
公式HP URL | https://www.zoho.com/jp/creator/ |
タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。
選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database)
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より