業務改善のためにノーコードツールを使って何ができるのか、ここでは外部連携機能についてご紹介します。
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外部連携は、さまざまなシステム・アプリケーションのデータを接続し、有効的に活用するための仕組みをいいます。従来のシステムは、それぞれが独立しており、連携させるには外部ツールを介してデータを変換したり、フォーマットを整えたりしなくてはいけません。とても効率が悪く、部署や組織間でのデータ共有も阻害されるおそれがあります。
一方、ノーコードツールなどで外部連携する仕組みが整えば、異なるシステム・アプリ間でデータをやり取りできます。データの一元管理やシステムの擬似的な統一も実現できるので、業務効率もアップするでしょう。作業プロセスも簡略化・省力化されるため、社員の負担軽減に繋がると同時に、業務の属人化を予防することができます。
ノーコードツールを利用すれば、Microsoft365とのシームレスな連携が可能になります。Microsoft365は、WordやExcelの他にもTeamsなど、さまざまなアプリ・ツールを備えています。しかし、各ツールはほぼ独立しており、データのやり取りがスムーズとはいえません。
ノーコードツールを基盤にシステムを構築すれば、WordやExcelファイルの作成や共有、Teamsによる承認プロセスなどを一元化できます。業務における意思決定のスピードも高まるでしょう。
代表的な外部連携ツールとして、クラウドサインも挙げられます。クラウドサインは、オンライン上で契約の締結や書類管理が可能なサービスです。ノーコードツールで連携機能を作成すれば、社内の契約や稟議手続きなどのプロセスの自動化・省力化を実現できます。
例えば、担当者が稟議書をクラウドサインへ登録した後、上司にメールで通知を送ります。そして上司が承認作業を行うと、書類が自動でデータベースに登録されるような仕組みを構築できます。連絡や書類の保管プロセスなどが省力化され、迅速な業務が可能になります。
組織の情報共有円滑化や、意思決定の迅速化を目的に、コミュニケーションツールを導入する企業は少なくありません。しかし、ノーコードツールを利用すれば、コミュニケーションツールと他のツールを連携することができます。
例えば、チャットツールとタスク管理ツールを連携した場合、案件管理が容易になります。チャットツールのコメント機能でレビューしたり、タスク管理ツールとコメントで進捗状況を確認したりできる仕組みが整います。他にもアイデア次第でワークフローを改善し、業務効率を高めることが可能です。
業務で複数のシステムやツールを利用していると、各システム・ツール間でのデータ連携に苦労することは珍しくありません。もし業務効率を高めたいなら、外部連携によって仕組みを整えることが必須といえます。
ソースコードを書かずに、システムやアプリ開発ができるノーコードツール。業務改善のためには、解決したい課題に対応できるかはもちろんのこと、利用シーンにあったツール選びが大切。
トップページでは、業務効率化を目指す方向けノーコードツールの選び方を整理。ツールの機能特徴別におすすめを紹介しているので、ぜひお役立てください。
タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。
選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database)
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より