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タスク管理アプリ

自社のニーズに合ったタスク管理アプリがなかなかない場合には、「自作する」という選択肢があります。アプリの自作をサポートしてくれるのが、プログラミングなしでアプリを作成できる「ノーコードツール」です。こちらの記事では、タスク管理アプリを作成する場合に決めることに加えて、ノーコードツールを使ったタスク管理アプリ作成についてまとめました。

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タスク管理アプリを作るために決めること

要件定義を行う

要件定義の重要性

要件定義は、アプリを開発するにあたり非常に重要な部分となってきます。ここでは、作成するタスク管理アプリの開発目的を明確にし、目的に合わせた機能やスケジュールについて決めていくことになります。例えば、下記のような点について考えていきます。

  • TODO管理をカレンダーなどと同期させるかどうか
  • タスクの割り当ては1人か複数か
  • 完了タスクの取り扱いはどうするか(どのように表示するのかなど)
  • その他欲しい機能にはどのようなものがあるか

このような面について考えていくことにより、どのようなアプリを作成するのかという「アプリ開発の土台」を固められます。

要件定義のポイント

要件定義を行う上では、しっかりとコミュニケーションをとってどのような機能や仕様とするべきかを決めていく必要があります。この点をおろそかにすると、認識のずれが発生するため後から仕様変更や機能の追加といった作業が発生するリスクが考えられます。

設計

要件定義を行った後、「基本設計」と「詳細設計」の段階に進んでいきます。

基本設計では、要件定義で明確にされた機能や用件を実現するために必要なアプリの構成について設計を行っていきます。具体的には、下記の内容について決定します。

  • アプリのデザイン
  • 必要となる機能の詳細
  • 必要なデータ構造
  • データベース設計
  • アプリの階層構造 など

また詳細設計では、基本設計で決定した内容について、プログラマが開発できるレベルまで落とし込んでいきます。具体的には、下記のような内容について検討します。

  • 画面レイアウト
  • アプリの操作方法
  • 機能の詳細 など

以上の設計が完了したら、開発の段階に進んでいくことになります。

タスク管理アプリをノーコードツールで作る方法

Google AppSheetを使用する

「Google AppSheet」を使用してタスク管理アプリを作ることができます。まず、AppSheetを使用するにはGoogleアカウントが必要となりますので、もし持っていない方は取得しておきましょう。

Google Driveのスプレッドシートから、拡張機能のAppSheetを選ぶと、AppSheetの開発画面に遷移するので、そこで開発を行っていきます。ただし、基本的な内容は自動的に作られているため、必要に応じてカスタマイズを行っていく形になります。

大まかな流れとしては、まずはデータを定義していきます。ここでは「テーブルの定義」「カラム(列)の定義」を行います。続いてUXを設定しますが、ここではユーザーに見える操作画面の設定を行います。UX画面に遷移すると、Viewの設定画面に切り替わるので、必要に応じて設定を行っていきましょう。

また、日付関連の設定を行うことで、タスク期限の設定や並び替え、カレンダーの表示に加えて、緊急のタスクを目立たせるといった設定も行えます。

ノーコードツールで作成する

「Glide」と呼ばれるアプリ作成ツールを使用してタスク管理アプリを作る方法もあります。

このGlideとは、無料かつ簡単にアプリが作成できるため人気を集めているノーコードツールで、プログラミングなしでアプリ作成が可能となります。

こちらの方法を利用してタスク管理アプリを作成する場合には、GlideとGoogleスプレッドシートの2つのツールを使用していきますので、まずはGlideとGoogleアカウントの登録を行っておきましょう。登録ができたら、Googleスプレッドシートのデータを作成します。

その後、Glide内でGoogleスプレッドシートの調整を行っていきますが、ここでは日付の表示設定などを行うことが可能です。調整が完了したら、続けて表示項目やボタンの設定などを行っていくことになります。

ここまでの設定でタスク管理アプリに必要となる最低限の内容は網羅できると考えられますが、例えば進捗を確認できるようにしたいなどの希望がある場合には、Glide内での設定が必要となります。アプリが完成したら、作成したアプリを必要なメンバーで使用できるように設定を行います。

アプリ作成がプログラムなしでできるノーコードツールを導入しよう

こちらの記事では、タスク管理アプリをノーコードツールで作成する方法についてご紹介してきました。プログラミング不要でアプリが作成できるノーコードツールを活用することにより、ニーズに合ったアプリを簡単に作れます。そのため、アプリの作成をしたいと考えている場合には、ノーコードツールの導入がおすすめです。

このように、簡単にアプリ作成ができるノーコードツールにはさまざまなものがありますので、ツールを見比べて使いやすいものを選んでみましょう。

使える業務アプリを作成できる
ノーコードツールおすすめ3選

タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。

他部署と連携できる
ワークフローや社内全体の
データベースがつくれる
SmartDB
SmartDB

引用元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/)

こんな企業におすすめ
  • 個別業務だけではなく、他部署との連携業務含めてプロセス全体をデジタル化したい
  • ITの専門知識が無い現場部門が、自分たちで業務をデジタル化したい
100種類以上の
アプリのひな形から
業種や部門別にアプリがつくれる
kintone
kintone

引用元:kintone(https://kintone.cybozu.co.jp/)

こんな企業におすすめ
  • 部署内での利用などスモールスタートでデジタル化したい
  • 拡張機能で必要なものだけを選んでカスタマイズしたい
Excelの条件式や見た目を
維持したまま
システム内でアプリがつくれる
CELF
CELF

引用元:CELF(https://www.celf.biz/)

こんな企業におすすめ
  • 膨大なExcelをデジタル化したいが、設定した条件式を壊したくない
  • ツールの操作習得に時間を掛けたくない

選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より