タスク管理は、プロジェクト遂行や日々のオペレーションの「遅延・抜け漏れ・品質」を左右します。メールやチャット、スプレッドシートに分散した情報では、担当曖昧・期限失念・二重対応が起こりがちです。ノーコードを使えば、自社の業務フローに合わせたタスク管理アプリを短期間で構築し、現場の入力負荷を下げながら進捗の見える化とSLA(対応期限)遵守を両立できます。
目次閉じる
チャットやメール、Excelに散らばる依頼・メモ・進捗を、単一のデータモデルに統合します。担当・期限・優先度・ステータスが常に最新化され、リスト/カンバン/カレンダー/ガントの切替で多角的に状況を把握できます。会議前の資料作成や進捗確認の手作業を削減します。
ステータス(例:未着手→対応中→レビュー→完了)や承認ステップ、テンプレート化された手順(サブタスク自動生成)を自社ルールに沿って設定可能。業務変更時も画面から設定を差し替えられるため、改善サイクルを高速に回せます。
期限接近・期限超過・ブロッカー発生・未割当・活動なしなどのイベントで自動通知。SLAタイマーやエスカレーションルールを持たせることで、遅延を未然に防ぎ、重要タスクの優先度を担保します。
閲覧/編集の権限をロール・プロジェクト単位で制御し、変更履歴(誰がいつ何を変えたか)を保持。外部共有リンクは閲覧期限とダウンロード可否を制御します。IP制限や二段階認証の適用で情報漏えいリスクを低減します。
タスク名、説明、期限、担当、フォロワー、チェックリスト、添付を管理。テンプレートから自動生成すれば、定型業務の抜け漏れを防げます。
業務に合わせたステータスの定義、優先度(高/中/低)やSLA分類、担当者/共同担当の割当、期限と開始日の設定、期日変更の履歴保持を行います。
業務カテゴリ、クライアント、難易度、コスト、関連プロダクトなど、抽出に使える軸をタグやカスタムフィールドで設計。ビューやレポートの切り口として活用します。
「Aが完了しないとBを開始できない」などの依存関係をモデル化。ブロック中は自動で優先度を調整したり、担当へ解除依頼を通知します。
日次/週次/月次の定例や、入社オンボーディング/リリース手順などをテンプレート化。期日や担当をルールで自動割り当てします。
作成/割当/コメント/期限接近/完了時の通知、@メンション、スレッド型コメント、既読管理、メール/チャット/SMSの多チャネル配信に対応します。
日/週/月のカレンダー、ドラッグ&ドロップ可能なカンバン、依存関係を含むガント、列カスタマイズ可能なリストを状況に応じて切り替えます。
予定工数と実績工数を記録し、担当者の負荷(WIP/稼働率)を可視化。過負荷アラートや、稼働の余剰を他チームへ可視化します。
プロジェクト単位/タスク単位の閲覧・編集・コメント権限、共有リンクの範囲/期限設定、監査ログのエクスポートに対応します。
遅延率、期限遵守率、平均完了日数、WIP、バーンダウン/バーンアップ、担当別/カテゴリ別の完了件数、SLA逸脱、ブロッカー件数を可視化します。
要件定義は、アプリを開発するにあたり非常に重要な部分となってきます。ここでは、作成するタスク管理アプリの開発目的を明確にし、目的に合わせた機能やスケジュールについて決めていくことになります。例えば、下記のような点について考えていきます。
このような面について考えていくことにより、どのようなアプリを作成するのかという「アプリ開発の土台」を固められます。
要件定義を行う上では、しっかりとコミュニケーションをとってどのような機能や仕様とするべきかを決めていく必要があります。この点をおろそかにすると、認識のずれが発生するため後から仕様変更や機能の追加といった作業が発生するリスクが考えられます。
要件定義を行った後、「基本設計」と「詳細設計」の段階に進んでいきます。
基本設計では、要件定義で明確にされた機能や用件を実現するために必要なアプリの構成について設計を行っていきます。具体的には、下記の内容について決定します。
また詳細設計では、基本設計で決定した内容について、プログラマが開発できるレベルまで落とし込んでいきます。具体的には、下記のような内容について検討します。
以上の設計が完了したら、開発の段階に進んでいくことになります。
「Google AppSheet」を使用してタスク管理アプリを作ることができます。まず、AppSheetを使用するにはGoogleアカウントが必要となりますので、もし持っていない方は取得しておきましょう。
Google Driveのスプレッドシートから、拡張機能のAppSheetを選ぶと、AppSheetの開発画面に遷移するので、そこで開発を行っていきます。ただし、基本的な内容は自動的に作られているため、必要に応じてカスタマイズを行っていく形になります。
大まかな流れとしては、まずはデータを定義していきます。ここでは「テーブルの定義」「カラム(列)の定義」を行います。続いてUXを設定しますが、ここではユーザーに見える操作画面の設定を行います。UX画面に遷移すると、Viewの設定画面に切り替わるので、必要に応じて設定を行っていきましょう。
また、日付関連の設定を行うことで、タスク期限の設定や並び替え、カレンダーの表示に加えて、緊急のタスクを目立たせるといった設定も行えます。
「Glide」と呼ばれるアプリ作成ツールを使用してタスク管理アプリを作る方法もあります。
このGlideとは、無料かつ簡単にアプリが作成できるため人気を集めているノーコードツールで、プログラミングなしでアプリ作成が可能となります。
こちらの方法を利用してタスク管理アプリを作成する場合には、GlideとGoogleスプレッドシートの2つのツールを使用していきますので、まずはGlideとGoogleアカウントの登録を行っておきましょう。登録ができたら、Googleスプレッドシートのデータを作成します。
その後、Glide内でGoogleスプレッドシートの調整を行っていきますが、ここでは日付の表示設定などを行うことが可能です。調整が完了したら、続けて表示項目やボタンの設定などを行っていくことになります。
ここまでの設定でタスク管理アプリに必要となる最低限の内容は網羅できると考えられますが、例えば進捗を確認できるようにしたいなどの希望がある場合には、Glide内での設定が必要となります。アプリが完成したら、作成したアプリを必要なメンバーで使用できるように設定を行います。
対象範囲(全社/部門/プロジェクト)、タスク粒度、承認の要否、SLA、通知チャネル、可視化ニーズを整理。KPIは遅延率、SLA遵守率、平均完了日数、WIP、工数乖離などを設定します。
プロジェクト、タスク、サブタスク、コメント、添付、ユーザー、チーム、スプリント、ラベル、依存関係、タイムログ、テンプレート、通知ログ、監査ログのエンティティとリレーションを設計。ユニーク制約や参照整合性を定義します。
インライン編集、バルク編集、条件表示(依存関係があるときのみ入力必須等)、必須・形式チェック、キーボード操作、モバイル最適化、アクセシビリティに配慮します。
ステータス遷移ルール、承認フロー、期限接近/超過アラート、一定期間活動なしの自動リマインド、テンプレートからの定期生成、依存解消時の自動ステータス更新を実装します。
役員向け(全社KPI)、マネージャー向け(チームの遅延/負荷/予測)、担当者向け(今日やること/期限接近/自分のWIP)に分けて用意します。
代表プロジェクトでパイロット運用→改善→全社展開。命名規約(プロジェクト・タグ・ステータス)、テンプレート、通知文言、アーカイブ基準を整備します。
周辺システムと連携し、依頼受付→実行→レビュー→報告までの流れを自動化します。初期は片方向連携から始め、安定後に双方向へ拡張します。
こちらの記事では、タスク管理アプリをノーコードツールで作成する方法についてご紹介してきました。プログラミング不要でアプリが作成できるノーコードツールを活用することにより、ニーズに合ったアプリを簡単に作れます。そのため、アプリの作成をしたいと考えている場合には、ノーコードツールの導入がおすすめです。
このように、簡単にアプリ作成ができるノーコードツールにはさまざまなものがありますので、ツールを見比べて使いやすいものを選んでみましょう。
タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。
引用元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/)
引用元:kintone(https://kintone.cybozu.co.jp/)
引用元:CELF(https://www.celf.biz/)
選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database)
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より