ノーコードでアプリを開発できる「Notes/Domino」について機能、導入事例、サポート体制、料金などを調査しました。業務改善のためのツール選びにお役立てください。
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米IBMが開発・販売する「Notes/Domino」。1990年代後半から2000年代前半にかけて多くの企業が利用していたグループウェアです。
ワークフロー管理や検索機能を使ってITに詳しくないユーザーが、ノーコードでアプリケーションを開発できることが特徴。 電子メールやカレンダー、掲示板など多様なコミュニケーション機能を備えていることも利用しやすいポイントでしょう。
HCL では多様なクライアント環境をサポートしており、HCL Domino Designerを使用すれば、多様なアプリケーションを開発することが可能。一覧表示用の「ビュー」と、入力/表示用の「フォーム」を組み合わせていくことでスピーディーに基本アプリを開発することができます。
ノーコードによるシンプルなアプリから、複雑な処理を行う高度なプロコードまで幅広い開発ができることが特徴。標準装備されているテンプレートを使用したり、HCLのパートナー会社が開発・販売している製品も利用可能です。
Dominoデータベースでは、専用システムを利用すれば、外部のデータと連携できます。
さらに、外部から REST API (OpenAPI)を使用して Dominoデータベースに対して CRUD(Create/Read/Update/Delete)操作を行うことが可能。データベースに設定されたアクセス権限に基づき、セキュアなアクセスを実現できます。
欧米市場を中心にエレクトロニクス機器を開発、販売する老舗メーカーのユニデンホールディングス株式会社(以下、ユニデン)。同社は、埋もれかかっていた「HCL Notes/Domino」(以下、ノーツ)環境を蘇らせ、社内IT環境をアップデートしました。
そこに大きく寄与しているのが、既存のノーツアプリをブラウザーやモバイル端末で動かせるようにする新しいテクノロジーを搭載した「HCL Nomad」(以下、Nomad)。業務ユーザー環境を改善すると同時に、従来のノーツの弱点であった運用時におけるクライアント維持管理の煩雑さも解消されました。
エームサービスは、企業や工場、病院、福祉施設、学校、スタジアム、エンターテインメント施設などで、食に関する幅広いサービスを提供する会社。グループ全体で約3,900カ所の事業所があり、従業員数はパートさんを含めて約4万5千人です。そのなかでPCは約6千台稼働していて、管理部門では1人1台使い、食堂を運営している各現場で1台以上稼働しているという状況です。
Notes/Dominoをテスト導入したのが1998年。翌年から本格利用を開始しています。最初はメール、スケジュール、掲示板と典型的な使い方をしていましたが、全国に拠点があるなかでどうやって情報共有し、伝達するかが課題でした。
社内のコミュニケーションをNotesで活性化させていくところからスタートし、それと同時に各部署からのシステムの要望や相談が来るようになりました。最初に作ったのは本社の会議室予約システム。テンプレートもありましたが、ユーザーの要望を反映できるように、0からつくりました。それは今も現役で使っています。
製品サポートやダウンロードのお問い合わせを行っています。購入方法、ライセンス制度などの質問は「お問い合わせフォーム」からすることができます。
Notes/Dominoでは有効な契約期間において、サポートに問い合わせとダウンロードサイトの利用ができます。お問い合わせ時は、ライセンス等を購入時の証書 に 記載されているお客様番号が必要になります。
Notes/Dominoは、米IBMが開発した業務効率化ソフトウェア。1990年代後半から2000年代前半にかけて多くの企業に支持され導入されていました。時代は変わっても、エンタープライズ市場向けソフトウェアを取りそろえているという内容は変わりません。組織の業務改革と競争力向上、働き方改革を支援してくれるでしょう。
ソースコードを書かずに、システムやアプリ開発ができるノーコードツール。業務改善のためには、解決したい課題に対応できるかはもちろんのこと、利用シーンにあったツール選びが大切。
トップページでは、業務効率化を目指す方向けノーコードツールの選び方を整理。ツールの機能特徴別におすすめを紹介しているので、ぜひお役立てください。
運営会社 | 株式会社エイチシーエル・ジャパン |
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所在地 | 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル32F EAST |
TEL | 03–6832–6000 |
公式HP | https://www.hcljapan.co.jp/ |
タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。
選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database)
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より