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ノート・メモ帳

ノーコードツールを活用すると、プログラミング知識やスキルがなくてもソフトウェアを作成できます。ノートやメモツールも作ることができます。この記事ではノーコードツールでできることや配慮すべきポイントをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

ノーコードツールでできること

書式設定

テキストの太字化や斜体、下線、箇条書きの作成をはじめ、インデント・番号の使用、表の挿入などが可能な場合があります。

マルチメディア

さまざまなメディアタイプに対応していることが重要です。画像・音声・ビデオクリップ・文書などをメモに挿入可能です。

タグ

ノートブックやフォルダー、タグといったシステムによって、ユーザーは手軽にメモを分類し、場所を特定できます。

複数プラットフォームとの同期

ウェブブラウザやデスクトップクライアント、モバイルアプリなど、複数のプラットフォームでメモにアクセスや編集、保存を行えることが必要です。複数のデバイス間にて、シームレスに同期する機能も備わっています。

検索

光学式文字認識という技術によって、ユーザーは画像やスキャンした文書内のテキストを検索することが可能で、特定のメモを簡単に見つけるられるようになります。また、強力な検索機能として、タグやノートブック、コンテンツ内の特定の用語の検索もできるケースも見られます。

共有

今日のメモ帳アプリは、チームでのコラボレーションと共有に対応する必要があります。ノートを他のユーザーと共有したり、リアルタイムでコラボレーションしたり、コメントを追加したり、必要に応じて閲覧や編集の権限を与えたりするオプションが必要です。

ノート・メモ帳をノーコードツールで作る方法

ユーザーインターフェイス設計

drag-and-drop のインターフェイスを使用し、リッチテキスト編集やマルチメディアサポート、整理機能といった、メモ帳アプリのフロントエンドの設計を行います。

データモデル作成

ノートやタグ、フォルダといった、アプリの基本的なデータモデルやスキーマを定義します。

ビジネスロジック定義

コードを書かずに、ワークフローやデータ処理、APIインタラクションを定義できるビジュアルなBP Designerを採用。ビジネスロジックとプロセスを実装します。

バックエンドとAPIの統合

プラットフォームの機能を使って、シームレスな同期と連携機能を保証しているAPIエンドポイントを備えたバックエンドサーバーを構築します。

デプロイ

アプリの準備後、AppMaster を使用してソースコードを生成。コンパイルし、好きなクラウドプロバイダーもしくは、オンプレミスのインフラストラクチャにアプリケーションをデプロイします。

ノート・メモ帳を作るうえで配慮すること

暗号化

ユーザーのデータを保存する際や、転送時の両方で暗号化して、第三者がユーザーのメモ内容にアクセスできないようにしなければなりません。エンドツーエンドの暗号化を導入すると、ユーザーのデータをサーバーに送信前にデバイス上で暗号化する、セキュリティのレイヤーを追加可能です。

アクセス制限

システム内にて、ユーザーが実行できるアクションを制限します。適切なアクセス制御を実装し、権限のないユーザーが他のユーザーのメモにアクセスできないように対策します。とりわけ、コラボレーション機能においては、ノートの共有や権限の付与を選択的に行わなければなりません。

認証方法

OAuth2な多要素認証(MFA)といった、安全でユーザーフレンドリーな認証メカニズムをとり入れ、ユーザーアカウントを不正アクセスから保護することが重要です。

セキュリティ監査

セキュリティ監査と脆弱性スキャンを定期的に実施し、アプリケーションの潜在的なリスクを特定します。自動化されたツールを使って、安全な開発ライフサイクル(SDLC)に従い、アプリケーションが長期にわたり安全なことを保証できます。

開発プロセスにおいて、セキュリティとプライバシーへの配慮をすることは、ユーザーのユーザーとの信頼関係を築き、関連する規制を守ることにもつながります。

ノーコードツールを活用しよう

ノーコードツールを活用すると、時間とリソースの節約をしつつ、ノートアプリを手軽に作成できます。ユーザーは個人情報や仕事上の情報を使用する際、セキュリティやプライバシーへの配慮も忘れないようにしなければなりません。

導入する際には自分が求める機能が何かを把握し、比較・検討してからにしましょう。当サイトでは、タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールを紹介していますので、ぜひチェックしてください。

使える業務アプリを作成できる
ノーコードツールおすすめ3選

タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。

他部署と連携できる
ワークフローや社内全体の
データベースがつくれる
SmartDB
SmartDB

引用元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/)

こんな企業におすすめ
  • 個別業務だけではなく、他部署との連携業務含めてプロセス全体をデジタル化したい
  • ITの専門知識が無い現場部門が、自分たちで業務をデジタル化したい
100種類以上の
アプリのひな形から
業種や部門別にアプリがつくれる
kintone
kintone

引用元:kintone(https://kintone.cybozu.co.jp/)

こんな企業におすすめ
  • 部署内での利用などスモールスタートでデジタル化したい
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Excelの条件式や見た目を
維持したまま
システム内でアプリがつくれる
CELF
CELF

引用元:CELF(https://www.celf.biz/)

こんな企業におすすめ
  • 膨大なExcelをデジタル化したいが、設定した条件式を壊したくない
  • ツールの操作習得に時間を掛けたくない

選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より