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業務改善のためにノーコードツールを使って何ができるのか、ここではワークフロー管理について効率化できる業務と導入メリットをご紹介します。
日本特有の商習慣である稟議。申請から決裁まで時間がかかってしまうことがデメリットでした。しかし、ワークフローシステムを導入することで、Web上で稟議の申請・承認を完結することが可能に。申請フォーマットや承認ルートを事前に設定すれば書類作成や回覧にかかる作業が効率化され、決済までの流れがスムーズになるでしょう。
さらに電子化することで誰の承認が得られていて誰がまだ見ていないのかオンライン上で分かるようになるため、承認がいつ頃もらえるか予想でき、より効率的に業務を進められます。
見積書の作成時、場合によっては複数部署への依頼が必要となります。メールでもやり取りはできますが、状況把握に時間がかかることも。対応履歴も管理しにくく、指摘の反映漏れなどのミスも発生しやすくなるといった問題がありました。
見積審査のワークフローシステムを導入すれば、見積書作成や承認フローの効率化を図ることが可能です。また、対応ステータスの可視化や対応履歴の一元管理もできるように。ミス防止にもなり、状況確認の手間も軽減されるでしょう。
目標管理とは各社員が目標を記入し、その上司が評価やフィードバックを行うことです。そんな目標管理の主管となるのは、人事部が多いかと思います。目標管理は基本的に全社員に対して行われるため、その管理は煩雑で大変です。
ワークフローシステムを導入することで、目標管理の可視化が可能になります。また、確認依頼やフィードバック完了時の通知、未対応者への督促などが自動化できるため、管理の手間を削減することができるでしょう。
システム開発はシステムエンジニアが行うことが一般的です。エンジニアが現場の人たちにヒアリングをした上でシステムをつくっていたため時間やコストがかかってしまう上、要望の理解に齟齬が生じてしまう課題もありました。
プログラム知識が不要なノーコードでの開発ならば、業務を理解し、実際に行っている人が業務に役立つワークフローを構築することが可能です。システム化したけれど現場での効果が感じられなかった…などの問題点を解決できるでしょう。
ノーコード開発のメリットは、プログラミング知識がなくても簡単に扱えることです。そのため、社内ルールの変更や人員配置の変更などワークフローシステムを修正する必要があった場合でも、業者やIT部門に頼ることなく社内で修正や追加ができます。
開発と同様にドラッグ&ドロップの簡単な操作で修正ができるため、急な変更に対してもスピーディーに対応が可能です。業務プロセスが固定されていない新規事業との相性も良いでしょう。
他システムと柔軟に連携できることもメリットのひとつです。ワークフローシステムを導入する場合、基本的に社内すべての業務のデジタル化を期待されています。ノーコードワークフローには既存の基幹システムとの連携やAPI連携で完全自動化できるものもあるため、大小さまざまな業務オペレーションがデジタル化が可能です。
また、複数の並列承認や複数組織の横断などSaaS単体では難しい複雑な業務プロセスまで構築することができます。
ワークフローシステム導入によって稟議や見積審査、目標管理などが自動化できるようになり、業務効率化が期待できます。そんなワークフローシステムをノーコードで開発するメリットは多いです。
ソースコードを書かずに、システムやアプリ開発ができるノーコードツール。業務改善のためには、解決したい課題に対応できるかはもちろんのこと、利用シーンにあったツール選びが大切。
トップページでは、業務効率化を目指す方向けノーコードツールの選び方を整理。ツールの機能特徴別におすすめを紹介しているので、ぜひお役立てください。
タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。
選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database)
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より