ノーコードでアプリを開発できる「楽々Webデータベース」について機能、導入事例、サポート体制、料金などを調査しました。業務改善のためのツール選びにお役立てください。
目次閉じる
楽々Webデータベースは、エクセルファイルをWebアプリ化することが可能なノーコードツールです。エクセルでデータを管理する場合、誰かが開いているからいつまで経ってもアクセスできない…と困った経験を持つ方も多いのではないでしょうか。アプリ化されたエクセルなら、エクセルを共有しないのでいつでも入力可能です。
自身が担当する分のみ表示されるため記入漏れを防ぐ効果も。その他にもファイルが行方不明になったり集計処理に時間がかかったりなど、さまざまな困りごとを解消できるでしょう。
クラウドサービスである楽々WebデータベースはPCやスマホなどマルチデバイス対応していて、いつでもどこからでも利用できるため仕事を効率的に進めることができます。他のシステムと連携することも可能で、データの出し入れや登録などの連携も容易なため情報共有の促進にもなるでしょう。
また、縦につなぐコレクトアプリや横につなぐジョインアプリ、自由につなぐリンクアプリなどの機能があり、蓄積したデータをつなげることで新たな価値を生み出すことにもつながります。
楽々Webデータベースには1ユーザにつき月額1,650円(税込)のスタンダードプランのほか、月額1万1,000円(税込)のスターターパックや1ユーザにつき月額550円(税込)のライトユーザプランがあります。スターターパックは利用可能人数が10ユーザで利用アプリ数10個までです。
また、自社にサーバーや通信回線を備えてシステム構築・運用を行うオンプレミス版も提供しています。自社のニーズに合ったサービスを選びましょう。
めっき加工工程での管理帳票やロット票への記入を手書きで行っていたメテック。ライン作業中の手書きは煩わしくスタッフの負担になっているほか、記入ミスも頻繁だったことから手書き作業の効率化のためにシステム導入を検討することに。システム会社への見積もりは大幅な予算超過であったため、自社開発を目指すことにしました。
楽々Webデータベースを選んだ決め手は、スモールスタートがしやすかったこと。また、他のシステムに比べてコストパフォーマンスに優れていること、画面がシンプルで直感的に分かりやすいこと、エクセルとの親和性の高さなども魅力的でした。
2020年7月中頃からメンバー5人でシステムをつくりはじめ、2020年11月にはほぼすべての開発が完了。わずか3ヶ月間という短期間でプロジェクトを終えることができました。導入後は予想以上の導入効果が生まれ、1日に付き約410分の業務効率化を実現。手書き作業のミスも減り、クレームのリスクも払しょくされました。
コロナ禍において苦しい状況の中、Withコロナ・Afterコロナの時代に向けてデジタル技術を活用した店舗改革に着手。グループの全700店舗のペーパーレス化を進めました。報告業務についてもスタッフが業務日報を手書きし、その内容をブロック長がエクセルに転記、さらにそのエクセルファイルを社内ポータルサイトの掲示板にアップロードする形で行っていましたが、業務負担を軽減するために楽々Webデータベースの導入を決めました。
楽々Webデータベースはオンプレミス版のライセンスも設けているため、ユーザ単位以外のライセンス体系を求めていたリンガーハットにとってうってつけのシステムでした。またエクセルと操作性がほぼ同じなので、これまでの業務知識で対応できたことも選定理由のひとつです。導入によって、店舗からの報告業務が大幅に効率化しました。本部も店舗の状況をリアルタイムで把握できるようになり、不測の事態に対しても迅速な状況判断が可能となりました。
相談事は専用の問合せサイトや電話から質問することができます。それでも解決しない場合はハンズオン型の支援でも対応可能です。
定期的に東京、名古屋、大阪でセミナーや相談会を行っています。オンラインセミナーも毎月開催しているので、楽々Webデータベースのサービス内容について知りたい方は参加してみるのもよいでしょう。毎月さまざまな活用事例を紹介しています。時間は1時間で参加費は無料、公式HPから申し込み可能です。
技術面や運用面の相談に乗ったり構築支援を行ったりする技術相談サービスや、実際にクライアント企業に訪問して構築支援を行うオンサイトサポートを実施しています。技術相談サービスは2時間4万4,000円(税込)で、オンサイトサポートは4時間16万5,000円(税込)です。
また、導入後に問合せサイトを利用する場合、利用料金に含まれているので追加料金はかかりません。オンラインの打ち合わせにも対応しています。
楽々Webデータベースは、エクセルをアプリ化するツールです。現在使っているエクセルをそのまま取り込むことで検索や登録、更新、削除などの機能がそろったアプリを簡単に作成することができるため、さまざまな業務に活用することができるでしょう。普段エクセルを利用している人なら簡単にシステム構築ができるのも嬉しいポイントです。
ソースコードを書かずに、システムやアプリ開発ができるノーコードツール。業務改善のためには、解決したい課題に対応できるかはもちろんのこと、利用シーンにあったツール選びが大切。
トップページでは、業務効率化を目指す方向けノーコードツールの選び方を整理。ツールの機能特徴別におすすめを紹介しているので、ぜひお役立てください。
サービス提供者(社名) | 住友電工情報システム株式会社 |
---|---|
所在地 | 大阪府大阪市淀川区宮原3-4-30 |
営業時間(定休日) | 公式HPに記載がありませんでした。 |
TEL | 公式HPに記載がありませんでした。 |
公式HP URL | https://www.sei-info.co.jp/webdatabase/ |
タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。
選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database)
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より