ノーコードでアプリを開発できる「XC-Gate」について機能、導入事例、サポート体制、料金などを調査しました。業務改善のためのツール選びにお役立てください。
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XC-Gateでは、マイクロソフト社のエクセルを使用し、エクセル編集方法を踏襲した帳票の作成ができます。編集もエクセルのセルに機能定義を直接設定することが可能。関数をそのまま使用でき、操作も通常のエクセルと同じです。入力を補助するツールも提供されているため、慣れていない方でも直感的に帳票を作成できるでしょう。
Webアプリなので、リアルタイムにデータを更新・確認することが可能です。保存容量が大量に必要な場合に便利なオフラインにも対応しています。
XC-Gateには4つのシリーズがあります。1つめは「XC-Gate.ENT」で、エクセルで作成した帳票をブラウザ表示用に変換するシステムです。2つめは「XC-Gate.ENT (クラウド版)」です。XC-Gateと基本内容は同じですが、初期費用を抑えることができてスモールスタートでの利用にも向いています。
3つめは「XC-Gate.PLC」。生産設備のPLC・シーケンサと連携し、リアルタイムな情報管理や監視を行います。4つめは「XC-Gate.V3」で、データ連携用ソフト「XC-Connect」を使ってさまざまなデータと連携することが可能です。
一言で業務と言ってもさまざまなものがあり、各社千差万別です。XC-Gateでは、クライアントのニーズや要望にマッチした運用に対応。専用の命令文の追加や既存機能の動作変更、今使用している他システムとの連携など、フレキシブルにカスタマイズすることが可能です。
業務をツールに寄せるのではなく、ツールを業務に寄せることができるため、業務の効率化が図れるでしょう。
世間で広がるペーパーレス化に伴い、まずは紙を減らすことから着手。当初はエクセル帳票にマクロを設定して運用していましたが、さまざまな種類のエクセル帳票があり統一感がありませんでした。また、設備点検業務を紙帳票で運用した場合の作業ロスも問題でした。
そのため、帳票の電子化システムとして「XC-Gate.ENT」を採用。もともと使用していたエクセルデータをそのままシステムに移行できることが決め手でした。また、どのPCでもブラウザからアクセスできる点や、複数の電子帳票間で連携ができる点もメリットのひとつです。
今では、製造部のさまざまなグループでの設備点検表をすべてXC-Gateで運用しています。更にXC-Gateを基幹システムや他社ツールと連携させて、管理業務・入力作業の簡素化を実現しました。導入の結果、年間3,000枚の紙を減らすことができコスト削減を実現。また、承認作業や紙を見ながらのPCへの打ち直し作業などの工数も年間約516時間削減されました。
カレーハウスCoCo壱番屋を運営している壱番屋では、巡回員6名で全国の店舗の衛生巡回を行っています。以前は紙のチェックシートで運用していて、チェックシートを現場に持ち込み手書きで気づいたところを記入。その後パソコンに内容を打ち込み帳票を作成して店舗に送るという作業を行っていたため、帳票を店舗に送るまでのタイムラグがありました。
この課題を解決するため、Excelを活用して帳票を作れるXC-Gateを採用。ブラウザで使えるところが全国にある店舗に展開しやすかったです。XC-Gateを導入したことでブラウザから現場で帳票を入力・作成することができるようになり、チェックシートを準備する時間が削減できました。会社支給のタブレットだけで帳票入力・作成が完結できるようになって、ペーパーレスの実現や事前準備の作業時間軽減が実現。店舗へもタイムリーに衛生巡回結果をフィードバックすることができるようになりました。
※XC-Gate(クラウド版)の料金・トライアル期間です。
クラウド版では1ヶ月の無料トライアルが可能ですが、本番運用を想定したトライアルを行いたい方に向けたサービスなので注意しましょう。有料ですが、XC-Gateの導入教育を受けることができます(2日間相当・対象者5人程度・管理者編・利用者編)。
クラウド版ではバージョンアップのライセンス費用や作業は不要で、毎月の利用料だけでいつでも最新版が利用可能です。また専用サポートサイトが開設されていて、新着情報やクイックマニュアル、問い合わせフォーム、Q&A情報が利用できるため、トラブル時には参考にしましょう。
ヘルプデスクもあります。サポート時間は、平日の9時~17時まで。問い合わせフォームからの受付けとなります。
今までエクセルで帳票作成をしていて、エクセルを新しいシステムに移行するのに苦心している企業は多いのではないでしょうか。XC-Gateは、エクセルで作った帳票をそのままWeb帳票に変換することができます。編集方法もエクセルを踏襲しているので、導入時の苦労が少なくてすむでしょう。WebアプリなのでOSに依存しません。
ソースコードを書かずに、システムやアプリ開発ができるノーコードツール。業務改善のためには、解決したい課題に対応できるかはもちろんのこと、利用シーンにあったツール選びが大切。
トップページでは、業務効率化を目指す方向けノーコードツールの選び方を整理。ツールの機能特徴別におすすめを紹介しているので、ぜひお役立てください。
サービス提供者(社名) | 株式会社 テクノツリー |
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所在地 | 兵庫県明石市魚住町清水534-7 |
営業時間(定休日) | 公式HPに記載がありませんでした。 |
TEL | 公式HPに記載がありませんでした。 |
公式HP URL | https://product.technotree.com/xc-gate-ent/ |
タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。
引用元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/)
引用元:kintone(https://kintone.cybozu.co.jp/)
引用元:CELF(https://www.celf.biz/)
選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database)
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より