業務改善のためにノーコードツールを使って何ができるのか、ここではアクセスコントロールについてご紹介します。
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アクセス制御の主な役割は、ユーザーに応じて表示するデータや見せ方を変更できる点にあります。もし一般ユーザーと管理者が同じデータを閲覧できた場合、システムの運用に問題が生じてしまいます。重要なデータが誰でも閲覧できる状態では、外部に漏えいするリスクも高まるでしょう。
企業などの組織においても、一般社員と役員で表示内容が同じでは、さまざまな不都合が生じます。役員クラスのみが知るべき重要な機密事項や、人事評価などのデータも見放題になってしまいかねません。
アクセス制御は、ユーザーによって表示内容を変え、アクセス範囲や閲覧できるデータを制限することが可能です。ノーコードツールを利用すれば、こうした問題にもスピーディに対応できます。
また、データの改ざん防止や、意図せぬ変更の防止もアクセス制御の役割です。
仮に全ユーザーがデータの作成や変更、削除などの権限を持っていた場合、重要なデータを改ざん・削除されるおそれがあります。アクセス制御は、ユーザーごとにデータへのアクセスレベルをコントロールし、データの変更・削除に制限を設けることが可能です。
例えばデータの編集権限を管理者に限定すれば、一般ユーザーによるデータの変更・削除を防止できます。ノーコードツールは、こうしたアクセス制御の権限を柔軟に設定可能です。社員ごとに権限を変えるなど、柔軟なシステムの運用も実現できます。
全てのユーザーがデータを際限なく閲覧できたり、自由に変更・削除できたりすると、システムの運用に大きな影響が及びかねません。ユーザーごとにアクセスコントロールを施し、予期せぬトラブルを防ぐことが求められます。
ノーコードツールは多種多様な機能を持ちますが、アクセス制御もその中の一つです。導入すれば、ユーザーレベルで権限を細かく制御できるようになります。データの改ざんや意図せぬ変更、削除などの予防に繋がり、システムの安定性や信頼性が高まります。
ソースコードを書かずに、システムやアプリ開発ができるノーコードツール。業務改善のためには、解決したい課題に対応できるかはもちろんのこと、利用シーンにあったツール選びが大切。
トップページでは、業務効率化を目指す方向けノーコードツールの選び方を整理。ツールの機能特徴別におすすめを紹介しているので、ぜひお役立てください。
タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。
選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database)
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より